普賢象「白い恋人」スッキリした味に隠された幾重もの秘密!
ということで、前回の記事から引き続き、九龍湾らーめんチャンピオンのブロガー試食イベントのレポートをお伝えします。
期間限定スペシャルラーメンのテーマは『海鮮ラーメン』!!
1食目は、北海道味噌らーめん普賢象Fugenzoの海鮮白みそラーメン「白い恋人」です!
イベントについてはこちらから「九龍湾らーめんチャンピオン2号店のブロガーイベントに潜入!」
北海道味噌らーめん 普賢象 FUGENZO の「白い恋人」
生クリーム味玉!?が入った端麗スープの海鮮ラーメン。お好みに応じて溶きあわせるお味噌が添えられています。そのお味はいかに?
こちらが、らーめんチャンピオン内の 普賢象 の店頭。味噌ラーメンが看板メニュー。そして「白い恋人」を作った倉持さん。白いタオル巻が様になってますね。
運ばれてきた、白みそ海鮮らーめん「白い恋人」。
普賢象は‘北海道’味噌らーめんを謳っていることだけあって、このネーミングはまさに北海道ですね。
見た目はなかなか繊細でお上品な様子。ツヤツヤの煮卵に、細切りで透き通るような白ネギと白しめじ、イクラと青葉のアクセントが美しいです。
スープを頂いてみると、一口目からしっかりコクのあるお味。「あ、うまっ!」
この細麺と、細切り白ネギが相性バッチリです。
そしてこちらが、なんと生クリーム味玉だそうです。
よく見かける味玉って、もっと醤油に漬け込んだ色をしていますが、こちらは白くて一見普通の半熟卵のようです。黄身のトロリ感もバッチリ。
頂いてみると・・・あ~、たしかに、白身のあたりからクリームの後味がほんのりやってきますね。初めての味玉にちょっと感動です!
食べ進めてみると、コロンっと、麺の底からワンタンが!まるで、恋人の秘密!?知ってしまった気分です。
ほろりと、中身はクリーミーな身がこぼれ出ました。これはなんだろう?
たこ焼き?いえいえ、こちらはラーメンに添えられていた小皿の白味噌です。これ、表面をさっと炙って焦げ目が付けてあるようです。ひと手間かかってます。
一口このまま頂いてみると、あれ、あまりお味噌の風味が強くない?でもどこかで食べたことのある味。どうやらここにも何か秘密があるようです。試食の後半はこのお味噌を好みで溶かしつつ、乳白色に変化したスープでラーメンを頂きました。
■試食後の突撃インタビュー! 「白い恋人」普賢象 倉持さん
お話をうかがってもいいですか?
2年ぐらいかかりますけど、大丈夫ですか?
えっ、本当ですか?(笑) では、お名前は?
「普賢象 FUGENZO」の倉持です。
九龍湾MEGABOXのらーめんチャンピオン2号店がオープンした7月に、シンガポールから香港までやって来ました。香港に来てから、2ヶ月程ですが、香港は全然楽しくて、慣れました。
香港の方のラーメンへの反応はどうですか?
香港の人のラーメンの反応は、結構なかなかじゃないですか。味にうるさくて、舌が肥えていますね。
まずいものはまずいんじゃないですか。食べないですね。
では、今回の海鮮ラーメン「白い恋人」についてですが…
白い恋人のコンセプトは、「白」です。白が好きなので。
そうなんですね。他にも白いラーメンって、あるんですかね?
白いラーメンは、ミルク系のラーメンだったら、作れると思うんですが、ちょっと違う形なんです、今回は。
透明から白に変わるパターンで。
そうですね、添えられているお味噌を混ぜると、透明なスープがクリームっぽく白くなりますね。
でもお味噌が、あまりお味噌お味噌していなかったんですが…
しないです。白みそを3種類しかブレンドしていないんで、遠いところに味噌があるんですよ。「あれ、味噌かな?」という位の遠さに作ったんで。
お味噌以外にも混ぜていて、鶏のレバーをパテのようにしているんで。そのままでも、パンにつけて食べれます。ちょっと面倒くさいんですが、あのやり方は。
あっ、ようやく分かりました。生クリーム味玉を食べて、ちょっとフランス料理というような感じを受けたので、このお味噌もチョット洋食の雰囲気がしました。
そ、そうなんです。自分は昔から洋食………じゃ、ないんで。
ガクッ えっ?ぇつ?
(笑)
(笑)そこは、「昔から洋食なんで!」が来ると思いましたよ(笑)
始めから、ずーっと、中国料理です。
この「白い恋人」はどのくらいの構想期間でつくったんですか?
海鮮ラーメンというテーマをもらってから、2週間位じゃないんですか。
もっと練って、練って、練って、作るものだと思っていました。
いや、インスピレーションですね。
それだけ、手数があるということなんですね、一杯。
引出しだけはあります、無駄に。鍵がかかっていますけどね…
開けて、開けて…っ!!
開かない、開かない。面白いように作るのが自分は好きなので。
この上に載っている白身のお魚は何ですか?
これは、生きているワタリガニを、生のまま身を剥いで、卵白と生クリームを入れて、それを一回揚げるんです。揚げただけだと油が移っちゃうんで、一回スープに入れて、油を抜いてから、更にもう一回味を入れてます。
え!?魚だと思ってました!(しまった!何も分かってないのがバレたっ!)
蟹ですか!?しかもそんなに手間が?
何気に手間がかかっているんです。蟹が結構入っています、ワタリガニの身が。面倒くさいです。
それから、雲呑が下に仕込んであって、「チュッ」と差すとフォアグラが出て来るようにしてあったんですけどね。
中身は、豆腐とフォアグラと、あと何だっけなぁ。4種類入っています。それに蝦とニンニクの油がラードでちょっと入っています。それを固めたのがワンタンの中に豆腐とフォアグラと入れているので、「チュッ」とするとフォアグラの油が出て来るという仕掛けなんです。
お−っ、なるほど!では、3段階楽しめるんですね。最初の透明の時のスープと、フォアグラ雲呑を「ブチュッ」とした時の味と、お味噌と…
面倒くさいんです。食べ方まで面倒くさいんです。こだわりのある食べ方をしないと。
じゃあ、じっくり食べないと勿体ないですね。
でも、冷めちゃ美味しくないですからね。戦いですね。
麺が無くなってても、最後のスープまで、お味噌を溶かして、美味しくいただきました。まさに「お・も・て・な・し」を感じるエンターテイメントな感じで、面白かったです。
趣味なんです、ラーメン作りが。
趣味が仕事って良いですね!では、ごちそうさまでした。適当にブログに書かせていただきま~す。有難うございました!
有難うございます。上手く書いて下さい!
(うーん、果たして上手いこと書けるんやろか・・・) は、はーいっ!
インタビューをお伺いして、いやはや、驚きました。
白い恋人には、白みそには鶏レバーがブレンドされ、プリプリの魚の白身かと思いきや、贅沢にもカニの身が使われていました。そして、なんといっても驚きは麺の底のフォアグラワンタン。上品な見た目に隠された秘密に感服です。主人公が多そうですが、しっかり味のスープでまとめ上げられており、美味しく頂くことができました。
食べている最中には、蟹肉にも鶏レバーにもフォアグラにも気が付かなくってゴメンナサイ!!
インタビューをお聞きしてもう一度食べたくなりました!
試食一食目からこんな奥深いラーメンが登場してしまいました。・・・なかなか、すごいですよ。
期間限定 普賢象「白い恋人」は11月中旬まで食べられるよ!
白で統一されたシンプルな見た目に隠された秘密は、
豊富な食材が詰め込まれ、ひと手間もふた手間もかかった「面倒くさい」白い恋人の素顔でした!これはスキャンダルだ。お値段は 88香港ドルです。
9月から11月中旬までの期間限定 海鮮ラーメンフェスタが開催中!
【普賢象】「白い恋人」
【麺絆 山岸一雄】「ホタテ貝柱ラーメン」
【無限大】「端麗海鮮塩ラーメン」
らーめんチャンピオン Ramen Champion II
九龍灣MegaBox L9
www.ramenchampion.com.hk
ブロガー試食会 次回参加者を募集中だそうです!
また、次回の試食イベントを12月中旬頃に予定とのことで、香港グルメブロガーの方の試食会への参加をどしどし受付しているそうです!
次回のイベント開始時期に「ブロガー試食イベントに行きてぇ!」というブロガーさんがいらっしゃいましたら、お気軽にご一報を。
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