上環にある「蓮香居」で定番の点心を古き良き香港の雰囲気で食べる。
香港を代表する料理、飲茶点心を楽しめるレストランを挙げていく中で、上環にある有名店として「蓮香楼」の名前をよく聞きますが、その「蓮香楼」経営者の親族が開いたのが「蓮香居」、だそうです。
「蓮香居」はMTR上環駅から西へ歩いて10分ほどの德輔道西 トラム通り沿いにあります。
お店に入ると、持ち帰りのお餅などを販売するカウンターとエレベーターがすぐにあります。食事するフロアは1階ではなく、2階、3階となっているようです。
エレベーターには食事フロアへと向かう人の列が出来ています。人気のようですね。
上のフロアにエレベーターで上がるとフロアに一杯のお客さん。ほんと、人気のようですね。ここ「蓮香居」も「蓮香楼」と同じく先着でテーブルが空いたら、呼ばれるのを待つのではなく、自分で空きテーブルを待って、勝手に座るスタイル。「蓮香楼」と違って、2階と3階の2フロアあり、席数も多く、3階の方が空いているので、3階に行けばまだ空きテーブルを探すのは簡単かもしれません。
空きテーブルを見つけたので、速攻席につきます。湯呑みや急須などなど、「蓮香楼」のものと同じ蓮の柄入りで、お揃いです。それにテーブルもガラスの天板で同じです。
ここは最近少なくなって来ているワゴン式の飲茶。回ってくるワゴンに載っている点心を開けて見て、気にいれば取っていきます。
ワゴンとは別にフライパンで大根餅やビーフンなどなどをおばちゃん達がジュウジュウと焼いているカウンターもあります。
さっそく、点心の定番シュウマイがワゴンで回ってきました。
セイロも年季が入っているというか、古いというか、ちょっと、潔癖な性格な方だと、ちょっと遠慮したくなるかもしれません。
あと、咸水角(ハムソイコー)も来たので、お茶も入れて、早速、いただきまーす。
調理カウンターからは、蘿蔔糕(大根餅)をゲットしてきました。
そして、腸粉(ライスクレープ)のワゴンもやってきたので、牛肉入りの牛肉腸粉も頼んじゃいました。ちょっと甘いお醤油ソースをたっぷりかけてもらいます。
ぷるぷるライスクレープの中には、牛肉のあんが入っています。
この白いツルぷるっにはまってしまい、ついつい食べてしまいます。
ワゴンやカウンターから点心を取る際に忘れてはならないのがこのカード。点心をおばちゃんに渡してもらう際に、このカードにスタンプを押してもらいます。このカードに小さい点心が1つとか、大きい点心が3つとか、食べた数だけ押してもらったハンコの数に応じて、お会計の金額が計算されます。
おなかも膨れてきたところで、お店の中を見渡してみました。
手書きのメニューが貼っていたり、鳥かごがぶら下がっているところを見ると、伝統的な茶楼のレトロな雰囲気が残っていて、最近のレストランでは味わえない良い雰囲気が出ています。
食器やお茶のお湯を入れてくれるウェイターさんのおっちゃんも、これまた良い味を醸し出しています。
フロアの脇にあるのがこのカウンター。5種類の茶葉と、お椀とかが置かれています。お客さんにお茶をどれにするのかを聞いたら、ここで茶葉を入れて、出してくれるんですね。
そして、その脇には大きなやかんがスタンバイ。これでいつでも急須のお湯が少なくなったら、さっとウェイターさんが現れて、お湯を入れてくれます。
今回は、飲茶の時間帯に行きましたが、晩は晩で飲茶はありませんが、名物料理を取り揃えていて、6人で1,550香港ドルからの宴会メニューもあるようです。かなりオーソドックスな広東料理を堪能することができます。
「蓮香楼」の晩メニューと同じメニューを楽しめるようです。
「蓮香楼」と同じように伝統的でオーソドックスな点心をいただけるお店でした。「蓮香楼」より新しいので「蓮香楼」だとディープ過ぎるという人には良いかもしれません。また、「蓮香楼」より空きテーブルを見つけ易いので、今度行くとすればこっちの「蓮香居」の方かなぁ。
蓮香居 Lin Heung Kui
上環德輔道西46-50號2-3樓
2-3/F, 46-50 Des Voeux Road West, Sheung Wan
電話 : 2156 9328
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