格安航空券のLCCピーチで飛ぶ香港。[3]香港までやって来ました編
今年2012年の7月1日から格安運賃で大阪/関西空港-香港線を運行するLCC(ローコストキャリア)のピーチ・アビエーションがどんなものなのか、ずーっと気になっていたのですが、ようやく搭乗する機会があったので、まずは、大阪・関西空港から香港国際空港までの様子をレポートしてみたいと思います。
ピーチ・アビエーション http://www.flypeach.com/
香港線のスケジュールは(※)、
大阪(関西)→香港 MM067 出発21:10 到着00:35(+1)
香港→大阪(関西) MM068 出発01:15 到着05:45これって、仕事帰りに香港、香港帰りに会社に出社が出来る格安弾丸香港ツアー!専用スケジュールではないかと思うぐらいのある意味都合のいい時間帯設定。
(※最新の時刻表は公式サイトでご確認を!⇒http://www.flypeach.com/jp/ja-jp/timetable/timetables.aspx)
第2ターミナルにあるお店を色々見て回りましたが、手持ち無沙汰になってきたので、イミグレを通って、中に入っていきます。
ということで、国際線 出発・保安検査場へと向かいます。
保安検査、出国手続きを抜けると、こんな感じの待合室が広がっています。おっ、こじんまり。
何本もの国際線が行き交うわけではなにので、これくらいのこじんまりさでいいんでしょうね。
そして、ここにも、両替ショップと、海外旅行保険の申込マシン。
それだけ、利用される機会が多いんでしょうね。
結構、大きめの免税品店もあります。
そんなに一日5本しか国際線飛んでないから、多分、暇なんだろうなぁ。
ちょっとメニューが変わっていて、きつねうどん(550円)とか、ちくたまうどん(650円)とかがあるのはいいのですが、明石たこかき揚げうどん(690円)とか、明石のたこめし(850円)とかがあるのが珍しい。
この他、四元豚カツサンドセット(690円)とか、松阪牛の串カツ(500円)などなど。ちゃんと、ビールやワイン、コーヒーもあり、ほろ酔い気分でフライトを待つことも出来ます。
2軒目の免税品店。
お土産だけではなく、サンドウィッチなどの軽食や、飲み物も売っています。
こちらは、ピーチ・アビエーションが運営する免税品店fuchsia(フクシャ)。機内販売で扱っているような商品が販売されています。
このfuchsia(フクシャ)というのは、ピーチ・アビエーションのテーマカラーとなっている鮮やかな赤紫色(16進表記で #CC1669) のことだそうです。
http://www.anahouse.com/Fuchsiabypeach/
搭乗時間近くになって、待合ロビーも人が増えてきました。
第1ターミナルだと、空港ラウンジが色々有って、搭乗時間待ちの時間をラウンジで過ごすことも出来るのですが、第2ターミナルは残念ながら、ラウンジはなく、ロビーで搭乗案内を待つばかりです。
搭乗ゲート前に、使用するゲートの案内と、スタッフの人も出てきて、間もなく搭乗の案内がありそうです。
21時になって搭乗の案内があり、早速、96番ゲートへ。
ゲートを出ると、目の前には駐機中のMM067便がお出迎え。飛行機に乗らずにウロウロしないように目を光らせている警備の人に睨まれる中、タラップへと向かいます。空港ターミナルからランプバスに乗ってタラップまで運ばれて、機内へ、という経験はあったものの、ターミナルを出たら、歩いて、すぐ飛行機になるのは始めて。警備の人の数はかかりますが、これだと、いつものボーディングブリッジを接続して、搭乗してもらうより、コストがかからない、ということなんでしょうね、多分。
普段目にしない光景なので、ちょっと立ち止まって、写真を取ろうとするものなら、「写真撮影を控えて、前に進んで下さーい」との声が飛んできました。
そそくさと、写真に収めて、機内へ急ぎます。
ピーチの機内は、1本の通路を挟んで、左右3席ずつの配置となっていました。
自分の荷物を頭上の棚に載せ、席に早々と座ったのですが、他の乗客の人は乗り込むのに時間がかかっている様子。これは、ピーチは荷物を預けると料金がかかるので、できるだけ機内に荷物を持ち込もうとするので、他の航空会社より手荷物持込み率が高いからなんでしょうね。ピギーバック率がかなり高かったですよ。んでもって、みんな荷物棚に荷物を入れようとするのですが、通路から荷物を入れることになるので、その間は、唯一一本の通路は大渋滞。そして、手荷物率が高いものだから、座席に近いところに開いている棚がなく通路を右往左往。そりゃ、乗り込むのに時間がかかりますよ。
と言いつつ、定刻5分遅れの21時15分にドアが締まります。なかなか、優秀です。
LCCなので、座席が狭いかなと思いましたが、まぁ、こんなものかなという感じ。特段、狭い印象はありませんでした。ただ、シートが薄いのか、後ろの人がシートポケットに何か入れたりすると、背中にすぐ感じるプレッシャー。これは他の航空会社では感じなかった不便かもしれません。
キャセイ・パシフィック航空なら映画などを楽しめる充実のエンターテイメントがあるのですが、ピーチは一切無いので、書籍やiPadを持ち込んで、どう機内で時間を過ごすのかを準備しておいた方がいいです。
ピーチでは機内食が有料なのですが、どんなものがあるのかな、とメニューを見てみます。
ピーチならではの商品として、特製ピーチデニッシュ(300円)、ピーチシャーベット(300円)を販売しています。他にお腹がすいた人向けには、ビーフカレー(600円)、ビビンバ(600円)、季節のお弁当(700円)といったご飯ものや、イタリアンフォカッチャ(550円)、ハム&エッグサンドイッチ(550円)といったパンもあります。
飲み物として、缶入りのオレンジジュースやアップルジュース、コーラ、アイスコーヒー、ミルクティ、ジャスミンティ、緑茶が200円、ミネラルウォーターが150円で販売しています。
この他、マッコリ(500円)、スーパードライ(400円)、カクテル(300円)といったアルコール飲料も販売しています。
で、四時間ほどのフライトを経て、定刻(00:35)よりちょっと早い深夜12時半に香港国際空港に到着しました。
LCCなので、遠く離れたゲートを使うことになるのかと思ったのですが、意外と、イミグレホールに近いゲートでした。深夜なので、良いポジションのゲートを使うことも出来るんでしょうね。
ということで、徒歩でゲートからイミグレホールへと向かいます。イミグレのブースは深夜シフトなのか、空いていないブースばかり。深夜は深夜で、旅行者の方はイミグレ突破に時間がかかりそうです。
そそくさと、イミグレを抜け、預け荷物を受け取るターンテーブルへ。いつもだと、結構、荷物が出てくるのに時間がかかるのですが、既に荷物が出始めています。これも深夜のせいか、それとも、料金が掛かるので手荷物を預ける人が少なくてスムーズなのか。
と、思いつつ、荷物を預けていなかったので、税関も抜けて、到着ホールへと、そそくさと出てきました。
この時点で、0時36分。何の競争をしている訳ではありませんが、なかなかの好タイムです。
で、早速、公共交通機関が走っている間に、街まで出ようと、切符を買い求めに、エアポートエクスプレスのカウンターへと急ぎます。すると、絶賛お片づけ中。
確か、エアポートエクスプレスの終電は0時50分ぐらいだった筈というかすかな記憶と淡い期待を胸にプラットホームへと行くと、まだ走っていました、エアポートエクスプレス。
ちなみに、終電の1本前だったようです、ぎりぎりセーフ。
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夕方に大阪を出て、深夜に香港まで移動してきました。この時間帯に、香港まで、ささっと、やって来れるのはピーチは利用価値が高いな、と思いました。
今回は、定刻より早く飛行機が到着し、荷物も預けていなかったので、エアポートエキスプレスで街中まで移動できました。でも、ぎりぎりでしたので、はなから、空港からは市街地へは200-300香港ドルかけて移動するつもりでいることをおすすめします。まぁ、タクシー代足しても、他の航空会社のチケット代に比較して格安なわけですし。
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