香港ナイター競馬観戦へ行ってきました|The Hong Kong Jockey Club
先月11月23日にハッピーバレー競馬場へナイター競馬観戦に行ってきました。日本からのゲストが競馬好き!ということもあり、日本語ガイド付きのツアーに申し込んで参加することにしました。
世界的に有名な「香港競馬」の歴史
「香港競馬」が世界的にもとても有名であることをご存知でしょうか?
1841年にイギリスから競馬文化が持ち込まれ、もともとは沼地だった土地を整備して競馬場が設立されたのが、今や観光地としても有名な、香港島中心部にある「ハッピーバレー競馬場」なのだそうです。
香港ジョッキークラブは第2次世界大戦を終えたのち、1884年に創立、1971年にアマチュアから正式な職業競馬機関へと発展しました。また1978年には新世界エリアに「沙田競馬場」が設立。その後、ロト6宝くじ(六合彩)や合法なサッカーくじなどにも範囲を広げ、香港に存在していた違法賭博に打撃を与えるなどして社会に貢献してきました。
非営利組織であるジョッキークラブは、過去10年間に約10億香港ドル(約100億円)を100箇所以上の団体に寄付しており、世界的にも有名なロックフェラー財団並みの慈善団体となっています。
競馬レース開催は毎年9月~7月頃まで!
香港では毎年9月~7月頃にかけて競馬レースが開催され、年間観客動員数は200万人とも言われています。
・沙田(サーティン)競馬場:毎週日曜or土曜の昼
・跑馬地(ハッピーバレー)競馬場:毎週水曜の夜
カジュアルな観戦から豪華なお食事付きまで様々なレースの楽しみ方があります。観光でお越しの際にはぜひとも一度は訪れて欲しい場所です。日本とは一味違う洗練された競馬施設で観戦を楽しむのはいかがでしょうか。
■香港ジョッキークラブ 香港賽馬會 The Hong Kong Jockey Club
住所:香港跑馬地快活看台
Happy Valley Stand, Happy Valley Racecourse
公式サイト:http://www.hkjc.com (中文・英文)
今回は競馬観戦ツアーに参加してみました
香港競馬ツアーを探したところ、香港政府観光局のサイトに掲載されている、「スプレンディットツアー」主催のツアーを見つけました。11月23日(水)は、ハッピーバレーにてノーマルレースの開催日だったので、「ノーマルレースツアー」というパッケージに申し込みました。
■ノーマルレース・ツアーの内容
(1)エアコン付きバス往復送迎
(2)香港ジョッキークラブ会員専用エリアのビジターボックスへの入場バッジ
(3)フルーツ・ジュース、ソフトドリンクとハウスワイン、ビール飲み放題
(4)ビジターボックスでのビュッフェ形式のお食事
(5)レースプログラムとHK$30馬券の入ったウェルカム・パック
(6)日本語による賭け方の説明、パレード・リングと受賞台までのご案内サービス
(7)香港ジョッキークラブ・ギフトショップでの割引
(8)日本語ガイドによる案内
以上がついて、1人770香港ドル(約7700円)となっています。
※主要レース日のツアーは、ツアー料金がHK$900~HK$1350となり、「香港国際レース」のツアー料金には上記の他に、アフタヌーン・ティーが含まれるそうです。
詳しくは公式サイトをご確認ください。
■香港政府観光局 - 香港競馬観戦ガイド
香港でのお問合せ:香港政府観光局ビジターホットライン
TEL:(852)2508-1234(日本語可:9~18時)
http://www.discoverhongkong.com/jpn/attractions/horserace.html
↑このページから申し込み用紙PDFがダウンロードできます。
FAXで申し込みと記載がありますが、メールに記入済みPDFを添付し、「スプレンディットツアー」宛に日本語で送りましたが問題ありませんでした。2日後に受付完了のメール(英文)が届きました。
申込書にゲストのホテル名と、滞在日程を記入しておいたところ、チェックイン時にホテルから競馬ツアーの書類が届いていると言われてビックリしました。
参加者用のシールやツアーの案内、クレジット支払いの領収書などが届けられていました。
そして、ツアー参加当日です。
シャトルバスの集合場所は2箇所あり、
・ソルズベリーYMCA(九龍)
・エクセルシオール・ホテル(香港島)
のどちらかを選ぶことが出来ます。
今回はゲストがインターコンチネンタルに宿泊だったので、歩いて10分ほどのソルズベリーYMCAから乗車しました。
17:30に送迎バスはYMCAを出発し、香港島へ移動、エクセルセオールホテルを経由してハッピーバレーへ。約1時間ほどで到着。途中、とても流暢な英語と日本語でガイドさんが案内をしてくれました。
ツアー一行はハッピーバレーの本部ビル前で下車し、少しだけ歩いてゲートBから入場しました。
ここはクラブメンバー専用の入り口になっていて、左の写真にある小さなタグのようなものを持っている人しか入れないようになっています。
ツアー参加者もバスでこの小さなタグチケットをもらいました。ツアー終了まで失くさないように!と念押しされます。
今回参加したツアーでは通常8階のビジターボックスを利用するそうなのですが、この日だけ貸切されているとのことで、今回は4階のプライベートボックスに案内されました。
4階のプライベートボックスのフロアへ到着。
10人程ずつの円卓が20卓ほどあったでしょうか。欧米系の旅行客が大半を占めていました。
どのテーブルからでも見えやすい位置にテレビが何台もありました。
席に着くとさっそく希望の飲み物を聞いてもらえます。日本語ができるスタッフが着いてくれ、チケットの買い方なども細やかに案内してくれます。
中には、香港ジョッキークラブの施設案内のほかに、グッズの売店で使える10%OFFのチケット、2011-2012にかけてのレース日程表が入っています。
また、日本語で丁寧に解説のある馬券の購入ガイドもありました。
結局読まずに、日本語のできるスタッフに全部教えてもらってしまいましたが…。
これをもとにしてアレコレ検討して馬券を買うことになります。
フロアの一角が発券&換金のカウンターになっています。わたしたちのテーブルの真後ろだったので、馬券の記入が終わればスグに購入ができました。
第一レースは19:15からでした。席についたのが18:50頃だったので、早々に第1レースの馬券を購入しました。
一晩に行われるのは合計8レース。
19:15の第1レーススタート後、30分毎にレースが行われます。
香港競馬の投票の種類
●単勝 win :1着の馬が当たる
●複勝 pla :3着以内の馬が当たる
●馬連 qin :1着と2着の馬が当たる(着順問わず)
●ワイド qpl: :3着以内の馬が2当たる(着順問わず)
●3連複 tr :3着まで入る馬の組み合わせが当たる(着順問わず)
●3連単 t-t :3着まで入る馬が着順どおりに当たる
●4連複 :4着まで入る馬の組み合わせが当たる(着順問わず)
下記のような、香港競馬独特の複数レース方式もあります。
●ダブル:指定した2レースのそれぞれ1着馬が当たる
●トレブル:指定した3レースのそれぞれ1着馬が当たる
●ダブルトリオ:指定した2レースで3着までの馬が当たる(着順問わず)
●トリプルトリオ:指定した3レースで3着までの馬が当たる(着順問わず)
●シックスアップ:指定した6レースで1着または2着の馬がすべて当たる
そして当日最も活躍するジョッキーを予想するジョッキー・チャレンジというものもあります。
●ジョッキー・チャレンジ:14名の騎手から、その日に最も活躍する騎手を当てる
いずれも、最低掛け金は10香港ドル(約100円)から購入することが出来ます。
また、テーブルにはこんなツールが置いてありました。
香港競馬は13通りものかけ方がありますが、どのかけ方で、いくつマークすると、何口かけることになるのかがひと目でわかるカードになっています。
「こういうのがあるのはとても親切ですね」と、同席した日本人参加者の方に教えていただきました。
18~21時までのブッフェサービス&ドリンクの飲み放題
18時から21時まで、ブッフェバイキングを楽しみながら観戦できます。
フルーツ・ジュース、ソフトドリンクとハウスワイン、ビール飲み放題もついています。
チーズ、デザート21:20までサーブされるとのこと。
ブッフェを取りに行ったり、予想しながら食事とお酒を楽しみつつ、レースが着々と進んでいきます。
30分毎に1レースって、急ぎすぎず、飽きることも無く、なかなか程よいペースなんだなぁと感じました。
テラスへ出てナイトレースを観戦!
フロアは広々としたテラスがあり、自由に出入りして観戦できます。
広々とした芝のコースの眺めはとても気持ち良く、煌々とライトアップされたコースはまるでお昼のように明るかったです。
第5レースはパドックから観戦!
すぐ目の前でレース前のお馬さんと騎手を眺めて馬券を購入できます。
第5レースまでアッという間だったので急いで馬券を買いに走ります。
ウィニングポストがすぐ目の前です。
第5レースを制したのは2番の馬でした。
レースが終わり、ゲートEのそばにある小さな売店でお土産ものを物色。10%OFFのクーポンを利用して、キーホルダーなどを購入。
第7レース後にツアーは帰路に着きますが…
渋滞を避けるため、今回参加したツアーでは、最終レースまでは観戦せず、一つ前の第7レース終了後にシャトルバスへと移動、集合場所と同じ場所まで送ってくれます。
しかし「まだまだ遊び足りないよ~」「このあとは街へ繰り出すよ!」なんて場合は自由解散もOK!とのこと。今回はゲストの希望もあり、私たちは最終レースまで楽しむことにしました。
がらがらになったフロアで、最終レースまで楽しみました!
この日は運よく勝ち金が多いままレースを終え、楽しい一夜を過ごすことができました。
香港競馬は日本の競馬と比べて配当も高いそうで、香港競馬を楽しむためだけに何度も来港されている日本人の方もたくさんいらっしゃるようです。
今回のようなツアーであれば、競馬初心者の方でもゆっくりお食事しながら楽しめるのでとてもおススメです。
■2012年のレース・ハイライト
2012年1月1日 元旦レース
2012年1月25日 旧正月新年レース
2012年3月18日 メルセデスベンツ・香港ダービー
2012年4月29日 オーディマピゲ・QE2カップ
2012年5月6日 BMWチャンピオンズマイル
2012年7月15日 シーズン最終日
http://www.hkjc.com
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