疾走する火龍。飛び散る火の粉。 | 大坑の火龍
2010年 9月22日は、中秋節でした。
中秋の満月、真ん丸お月様を見ながら、家族揃って、丸い月餅を食べて、家族円満。
というのが、香港での中秋節の過ごし方です。
日本みたいに、ただお団子食べるだけ、ではないんですよね。
一族揃って、晩ご飯の卓を囲むのは香港全体の慣習なので、家族でゆっくり過ごせるように、午後3時とか、4時ぐらいに業務終了し、従業員を家に帰す会社も多くあります。
そんな中秋節の期間には、色々イベントがあり、その内の一つ、大坑の火龍に行ってきました。
大坑は、銅鑼湾(Causeway bay: コーズウェイベイ)と、天后(ティンハウ)の間にあるヴィクトリアパーク(維園)の南側にあるエリアです。この火龍とは、お線香で出来た全長67mの龍が大坑エリアを駆け抜ける行事で、1880年からあるようです。
2010年の大坑火龍は、9月21日、22日、23日の19:30から開催となっています。
【大坑火龍】 http://www.taihangfiredragon.hk/
火龍ですが、なんかこうしめ縄みたいなものに線香が一杯ザクザクと刺さっています。
全長67メートルと結構な長さ。
一体、何本のお線香が刺さっているんでしょうね。
なんだか、太鼓の音が大きくなってきたと思ったら、すごい勢いで火龍が駆け抜けていきました。
火の粉も一杯ばら蒔いていきます。








火龍がやって来るところは、すぐに煙で白くなっていきます。
線香から火の粉も結構飛んでおり、火龍を担いでいる人は、熱いし、煙たいし、かなりしんどいんでしょうね。
で、火龍が目の前から遠ざかり、ちょっと静かになった頃、テレビ局の取材の人っぽい人達がやってきました。一般の人が立ち入れない鉄柵のエリア内で色々と撮影をしていて、羨ましい限りです。
火龍もしばらく走りまわった後、道路に横たわりました。
すると、刺さっている線香を人々が抜き始めました。
何をし始めるかと思いきや、火龍から抜いたばかりの線香を観客の人に配り始めました。厄除けのおすそ分け(?)みたいなものですかね。
と、とりあえずもらっておきました。
ただ、もらった直後、押し合いへし合いの観客が全員火の付いた線香を持っていて、危ない危ない。
横にいる人が線香の火を消そうと、必死で線香を振り、飛んできた火の粉に直撃され、かなり熱かったです。
ほんと、線香配布直後は、かなり危険。下手に動けません。
火龍が走り抜ける通りからちょっと外れた路地では、地元の人がBBQを楽しんでいました。
火龍とBBQとお月見で過ごす中秋節。
なかなか盛り沢山ですね。
夜遅くまで楽しんだ次の日はしんどいだろうと、中秋節の翌日23日は香港ではお休み。
思う存分、夜遅くまで楽しみましょう!
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