香港と深圳を行ったり来たり。
香港と中国・広東省 深圳(シンセン)は、陸続きで隣合っている為、往来がかなり活発にあります。平均40万人余りが1日に出入境しているらしいです。かなりの数ですね。
平日は中国・広東省でお仕事、週末は家族の待つ香港に帰る、という人が居たり、お手頃な買い物やマッサージ、食事を楽しみに香港人が週末に深圳にドッと押し寄せる、という日常を見ることがあります。
香港から中国・深圳への行きかたは、色々あります。
<電車でGO!>
まずは、電車。
MTR東鉄(旧称 KCR: こっちの名前の方がしっくり来るかな)で、尖沙咀東駅から電車で一本。約40分ほどで、終点の羅湖駅(ローウー)につきます。
そして、【羅湖口岸】を通り抜けると、そこは古くから深圳で開発され、発展してきた羅湖地区につきます。
広州までのシャトル列車や、中国各地行きの列車の出発する深圳駅や、広東省各地に行く長距離バスターミナルもあります。
買い物にのぞいてみたい「にせもの百貨店」こと、羅湖商業城や、深圳の若者で賑わう東門の買い物エリアもここからのアクセスが近い。
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それでも私はシンセンが好き。
あと、MTR東鉄・上水駅からの分岐で、落馬洲駅終点もあります。
まぁ、電車で羅湖駅に行く人の流れを落馬洲駅にも振り分けて、混雑を改善しようという狙いだとは思いますが、羅湖口岸の混雑ッぷりはいつも通りで、落馬洲駅で利用する福田口岸は断然利用者が少なく、かなりスムーズに通りぬけることができます。
こちらは、最近できた駅ですので、発展ぶりは、羅湖地区に比べるとさほど進んでいません。ただ、深圳も地下鉄が発達しており、落馬洲駅から深圳市内各地まで不自由なく、移動することが出来ます。
口岸 ≒ イミグレ、イミグレーション
[caption id="attachment_3469" align="alignleft" width="160" caption="落馬洲駅の周囲 - 農村?"]

<バスでGO!>
次に、バス。
バスで香港から中国・深圳に抜けるといえば、まずこのイミグレ。皇崗口岸。
最近、深圳湾口岸が出来、皇崗口岸を抜けるバスも分散されていますが、以前はここがバスで通過するには、唯一のイミグレ。(確か)
MTRの延伸工事で、上水駅から落馬洲駅が新たに皇崗口岸の脇に出来ています。
皇崗口岸の特徴は、24時間開いていること。
深圳で夜遅くまで遊んでいても、皇崗口岸を通って、香港にある家まで帰ることが出来ます。
(まぁ、足はタクシーしかないでしょうけどね…)
最近出来たバスで通るイミグレが、深圳湾口岸。
香港西部にある流浮山近くから、対岸の深圳に向かって、長~~~い大橋があるのですが、ほんと、海を上を通るって感じで、そこを通っていきます。
で、着いた先が、深圳湾口岸。
香港国際空港から中国・広東省各地へいくバスも、以前は皇崗口岸経由しかなかったのですが、ここ深圳湾口岸を経由するバスが俄然増えてきています。
<フェリーでGO!>
最後に、船。
香港各地から、深圳の西端に位置する「蛇口港」、深圳空港近くの「福永港」までのフェリーで深圳に行くこともできます。
蛇口港、福永港とも、繁華街からは離れている為、あまり利用価値はないかもしれません。
24時間利用できるイミグレもあります。
各主要イミグレと、その利用可能時間はざっとこんな感じです。
羅湖口岸 | 06:30-24:00 |
皇崗口岸 (福田口岸) | 24時間 |
深圳湾口岸 | 06:30-24:00 |
文錦渡口岸 | 07:00-22:00 |
沙頭角口岸 | 07:00-20:00 |
懐かしのシンセン。あれは、阪神大震災の翌年。
香港~シンセン。シンセン駅の中が国境だった様に記憶します。
細い川の上に架かった陸橋を渡って、中国入り。大勢の人に混じりながら通関。何故か、日本人の私は、スイスイと関門を通過させてもらったが… 現地の人たちのチェックが厳しく、大きな旅行カバンを開けられ、下着までをみんなの前で取り出され検査されていた… これも、近い国の事情なんだなぁ と 複雑な心境に陥った事を覚えています。
そこから、車で約2時間半~3時間ほど行った街に、オフセット印刷工場が有り、そこに印刷指導に行く、第一日目でした。
シンセンは、きっと今、東京よりスゴい街に成っているのでしょうね。
>ひろじいさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
日本人がスイスイと行き来できるのは今も変わらないようですね。
当時からすると、シンセンの街の成長ぶりはきっとすごいのでしょうね。
また、お話をきかせてください。
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