香港トラムが身売り!
香港を象徴するアイコンでもある「トラム」に関するニュースが最近新聞に出ていましたね。
その内容は、「トラム」の身売りです。
香港島を走るトラムは、香港電車有限公司(ホンコン・トラムウエーズ)が運営しています。
この香港電車有限公司の経営権は、英国資本 ジャーディン・マセソン商会系複合企業の九龍倉集團有限公司(ワーフ・ホールディングス)が有しています。
で、今回、香港電車有限公司 株式50%を九龍倉集團有限公司からベオリア・エンバイアメントというフランス企業傘下の威立雅交通中國有限公司(Veolia Transport: ベオリアトランスポート)に売却することになったそうです。
なんだか、運営する企業の身売りとなると、しかも地元以外の企業への身売りだとすると、今の風情あるトラムの雰囲気が失われたり、運賃が上がったりしないか、ちょっと不安ですよね。
でも、それは杞憂に終わりそうです。
この経営権の譲渡は、条例により香港政庁の認可が必要とのことです。その認可の際に、香港の誇る文化遺産でもあるトラムの伝統的な外観やデザインを変更しないことをその認可条件としているそうです。
また、過去11年値上げされていないトラムの乗車運賃2香港ドルはそのまま据え置く方針だそうです。
今後、中環・セントラルと湾仔・ワンチャイの間の埋立て地に新線を敷く計画とかもあるそうで、今後もトラムは香港の象徴であり続けそうで、一安心です。
運賃も2香港ドルのままだそうですしね。
●昔はこんな感じ。 1967年にトラムから見た香港の町並み
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